和歌山県加太の清海丸へ行ってきました。
気がつけば春ですね。
日の出がずいぶん早くなりました。
6時に港を出発。
オールシーズン通じて加太は「朝一の流し=時合」ということが多いように思います。
逆に朝一の流しでキャッチできなければそのまま終わりということもあるということ。
よって朝一にどれだけキャッチ率を上げられるか?が重要となる。
釣れたら釣った人のカラー、巻きスピードを教えてもらい即座にそれに合わす。
次の流しで交換しようなんていうような悠長なことを言っていると時合は終わります。
さて、この日は石谷船長がオレンジゴールドフレーク、私がエビオレゴールドでスタート。
まずアタリがあったのは石谷船長。
ここですぐに私もオレンジゴールドフレークにチェンジ。
しかしアタリが少ない。
前情報ではボーズ、ボーズ・・・と厳しい状況であることを承知の上で来たけれども本当に厳しい。
先日は漁協の水揚げが全部で「6枚だった」らしい。
唯一の希望と言えば、ビニールばかりで鯛ラバは試していないということくらい。
そんな苦しい時間を過ごしつつ底から10回転で気持ちの良いアタリ。
ドラグの滑りからゴーマルの感触。
活性も低いし掛かりが浅そうなので「ゆっくりと丁寧なファイト」で浮かせたのは色違い。
リリースしようとすると「絶対おいしいから持って帰り!!!」と石谷船長。
2月〜3月のチヌは良い餌しか食べていないので臭みがなく脂ものっていて、下手をすれば真鯛よりおいしいとのこと。
確かに丸々としており尾っぽも太い。
実際に食べたところ、臭みもなく絶品でした!
そしてついに本命登場。
底から3回転でヒットしてきました。
このタイミングで石谷船長もヒット。
「久しぶりに鯛釣った」という言葉が印象的でした。
そこからまたアタリがない状況が続き潮止まり前にヒットしたのは、この時期珍しいアコウ。
潮が止まり状況も良くないので早めに切り上げることにしました。
厳しい状況でこの釣果なら上出来ではないでしょうか。
振り返ると、カラーは終始オレンジゴールドフレークが良かったですね。
エビオレゴールド、エビオレンジ、イカナゴールドなどを試しましたが、やはりアタリがあるのはオレンジゴールドフレークでした。
ベイトは時折中層付近にイカナゴの反応があるも真鯛は浮いておらず、底付近にいる感じ。
あまり動く気もなく、リアクション的に口を使う感じでしょうか着底して数巻きで「触りに来るようなアタリ」でした。
しかし遊動式でのファイトは安心感がありますね。
ゆっくり丁寧にしたい時だったので特にそう感じました。
フックセッティングはサーベルポイントのSのみを使用。
吸い込みやすいサイズで小さいし細いので貫通性も抜群。
こういったフックセッティングを躊躇なく使えるのも遊動式ならではであり、この時期ならではだと思います。
アシストラインは市販されている製品の長さよりも短めのセッティング。
これはフックがリーダーに絡む状態を回避したいのと、固定式を使っていた経験からあえてそうしています。
遊動式のパーツセッティングについてはいろいろ試しているので、近いうちにまとめて公表したいと思っています。
日に日に暖かくなり荒食いの「乗っ込み」も間近。
冬のシーズンに休んでおられた方もそろそろ準備をしてくださいね。