そろそろ真鯛の産卵も終盤。
場所によっては、産卵中の個体もいれば産卵後や産卵から回復した個体がいるようです。
いろいろな状態の真鯛がいるので、数日前までよかったパターンが急に変わったり、スローでないと口を使わないものもいます。
水温が十分高くベイトも豊富になってきたのになぜ?と思うでしょうが産卵という行動に支配されているのが原因です。
さて、このような時期に有効なメソッドの1つとして「ウエイトの軽い鯛ラバを使ってフォールで誘う」釣りがあります。
例えば玄界灘ではパラシュートアンカーを入れた状態で水深90mを狙った際、この釣りがハマる時間帯がありました。
先日の明石でも明らかにフォールに反応していました。
落ちていくものに興味を持ったり、落ちてすぐに巻き上げるタイミングいわゆる動きの変化によりスイッチが入って口を使っています。
ところがウエイトの軽いカブラを使う際、どうしても難しくなるのが底取り。
このような状況で注目したいのが「BSC-72MH-VCM」。
手で曲げてみると、非常にしっかりとした剛性感のあるロッドです。
しかし、着底感度に優れるおかげで、ワンランク軽いカブラを使った繊細な釣りに使えそうです。
多少の波風があってもしっかりと手元に着底を伝えてくれるので使うたびに信頼度が増しているロッドです。
食い込みが悪い時はドラグ設定をあえて緩めにして、アタリがあったらドラグが少し出るくらいにして使うと良い結果が出ると思います。
また、グリップエンドが小さくなっているので、アタリが出たら竿先を送りこむ動作がスムーズに行えます。
少々釣りの難易度は高まるかもしれませんが、同時にゲーム性も高くなるので好きな人にはたまらないロッドになるでしょう。
様々なフィールドや状況に幅広く対応できるBSC-HS710UL-STと、潮がガンガン流れる時間帯や繊細な釣りをしたい時に使うBSC-72MH-VCM。
この2本があれば、ほぼあらゆる状況に対応できるので、私のタックルセレクトでも外せない存在となりそうです。