こんばんは、松本です。
初秋から天候に見離され、ことごとく出船中止になっていた九州鯛ラバ遠征。
鯛ラバシーズンも終盤を迎えた先週末、出船できる天候に巡り合えそうな予報に急遽九州行きを決意!
前日、前々日の釣果を船長に確認すると,、エビ餌のテンヤは好釣果であるがカブラにはほとんど反応しないとのこと。
テンヤ150枚に対し、カブラでは10枚程度・・・
カブラで反応がなければ、今月号のSALT WORLDでも紹介されていたワームでチャンレンジしてみようとビンビン玉を改良したものを準備しました。
20日の夜に大阪を出発し、21日の早朝に飛燕さくら丸さんの出港場所に到着。
集合時間前に、久保田船長から昨日ヒラマサの大物が上がったので見てみますか?という連絡があり、見せていただくことに。
釣ったのは武蔵丸さん。
ポイントは壱岐沖。
キャスティングで全長146cm、重量26.3kg、胴回り80cmのオオマサをゲットされたそうです。
写真撮影にご協力いただきありがとうございました。
オオマサでテンションも上がったところで、飛燕さくら丸さんに乗船。
風が強くて波が高く、釣り辛そうな状況。
ポイントへ向かうのにも一苦労。
ようやく到着したポイントは連日真鯛の反応はあるがテンヤでしか食わない場所。
この日は一応餌のエビも用意していたので左舷の3人はエビ餌をつけた鯛ラバで、右舷の4人は1人が餌で3人が鯛ラバという配置でスタート。
私は前2人が鯛ラバ、後ろ1人が餌という間に挟まれたちょうど真ん中の席でスタート。
※飛燕さくら丸さんは通常エビ餌の使用およびテンヤでの遊漁船はしておりません。
あえて、この日は私が乗船するということで、船長が餌でしか釣れない状況で鯛ラバが餌に釣り勝つ試練を与えたためです(笑)
6時30分待ちに待った九州鯛ラバがスタート。
探検丸をセットし電源を入れると、真鯛の反応が高感度!!!
50メートルの水深で底から10メートルまでの間に反応が出ている。
餌カブラでは早速真鯛が上がる。
やはり今日も餌しか反応しないのかと思いきや、鯛ラバチームにもヒット。
ヒットカラーはオレンジネクタイ。
私のタックルは、POISON OCEANのグラスタイプにカルカッタコンクエスト200DC。
PE0.6号にリーダーは12lb。
鯛ラバのカラーチョイスは、潮が澄んでいたのですが曇りというローライトの状況だったのでカンジインターナショナルのオレンジパールネクタイをセットし、スカートはピンク。
ネクタイの形状は、35-40cmのサイズが多い状況からカーリーテールをチョイス。
鯛ラバはもちろんビンビン玉。
60gハイアピールバージョンのオレンジシルバーを使用。
前2人の方のオレンジで良く当たっていたので、フォール&リーリングのタイミングをずらし真鯛を狙う。
数回のリフト&フォールで私にもヒット!
アタリは無数!!
40cm前後が多いものの、着底後5巻き以内に「トントン」というアタリが連発。
数枚釣ったところで、ビンビンテンヤをテスト。
ワームには反応がないため、禁断のエビを装着してみることに。
わずか1投でヒット。
やっぱり餌は凄いですね(笑)
ビンビンテンヤもなかなかの出来具合のようで、フックのセレクトなども問題なさそうです。
あえなくテストは終了し、再び鯛ラバに。
スカートがボロボロになるくらいアタリが連発。
なぜ前日や前々日に鯛ラバには反応がなく、餌のみにしか反応しなかったのでしょうか?
その理由はベイト。
この日はイワシの群れが入り、その後を追っていたフレッシュな真鯛が入ってきたこと。
その証拠に、真鯛が出す糞は茶色。
これが鯛ラバに反応するようになった原因だと思います。
さて、最大の潮が流れ60gでは少し底が取り辛い状況。
底潮が良く動いているので、水深50mだが約35mを過ぎたあたりから急にラインの出るスピードが上がる。
着底が分かりにくいので、ビンビン玉の80gに変更。
「グッー」と竿先を押さえ込んだあと「ゴンゴン」とティップが入る今までとは違うアタリ。
数分のファイトの末に上がってきたのはナナマル!
ヒットルアーはビンビン玉の80g。
ネクタイはカンジインターナショナルのパールオレンジにピンクのスカート。
玄界灘では普通のサイズですが、私にはとてもうれしい1枚でした。
午後になり、潮が転流。
食いが止まった潮止まりに食事を済ませ、潮の走り出しを待つ。
午前で二桁はすでに超え、次の目標は20枚。
「潮の動き始めに大鯛がどかーんと出ますよ」と久保田船長の言う通り、鯛ラバチームの同船者がフッキング後にとんでもないロッドの曲がり。
こいつは数秒と持たずラインブレイクで終了。
私も大鯛をフックアップさせるが針折れ。
私のドラグのセッティングは大鯛の可能性を考慮し、いつもよりも緩め。
チャリコサイズでもドラグが出て行くほどに設定していました。
針折れの原因は、おそらく真鯛の歯の硬い部分にフッキングし、噛み折られた?のではないかと思います。
この針折れはこの日、1回ではなく3回もありました・・・。
針を新品に交換し、数回のリフトフォールでまたもや私はナナマルをゲット!
同船者にもナナマルがヒット。
そして私に人生初となるマトウダイ。
さらに同船者に大鯛?
鯛?青物?
なんとなく青物かも???
長いファイトの末に上がってきたのは良方のヒラマサ。
ライトタックルでこれだけのヒラマサを釣り上げた方に拍手!
転流後、最大の潮がやってくる頃、私の釣果は既に20枚を超え次の目標は30枚!
船内はあわただしくなる。
ダブルヒット、トリプルヒットは当たり前。
鯛ラバチームにも良型がダブルヒット。
最大の潮が抜けてやや潮流が衰えた頃、曇りだった天気に晴れ間が覗いたので釣れ続けていたオレンジパールを松本レッドに変更。
そして・・・
数回のリフト&フォール後、着底の瞬間にフッと一瞬糸フケが出たためスイープにフッキングすると一気に走り出す。
緩すぎるドラグを親指でブレーキをかけながらファイト。
大鯛の可能性があるフィールドでは、ドラグ調整はご法度。
弱ったと思って油断していると一気に走り出し、ラインブレイクの原因となります。
本日最高のファイトは本日最大の真鯛。
78センチ。
ハチマルには一歩及びませんでしたが、狙い通りの展開でうれしい一枚。
間もなく潮が止まり16時にストップフィッシング。
さて、鯛ラバチームとテンヤチームの勝敗は・・・
鯛ラバチームは3名で42枚。
テンヤチームは4名で37枚。
船中7名で82枚。
そして、私の釣果は・・・
ナナマル3枚を含む24枚。
目標の30枚まで達することはできませんでしたが、爆釣でした!
しかし、玄界灘のポテンシャルは凄いものがありますね。
鯛ラバを始めようと思う方はもちろん、ステップアップを目指したい上級者の方にもおすすめのフィールドです。
これだけ釣れればいろんなことが分かりますよ。
翌日、私は佐賀へヒラマサを狙いに行ってきたのですが、飛燕さくら丸の久保田船長から連絡が入り
「午前中で十分に釣れました。雨が降ってきたので早上がりしました。」と。
結局爆釣はこの二日間で終わり、現在はまた餌に高反応という状況のようです。
今回の釣果アップのポイントですが、底潮が良く走り出すと着底が分かりにくくなり鯛ラバの重さを重くしないと底取りが難しい状況でした。
私も一時、ビンビン玉を60gから80gに変更したのですが、着底が明確にはなるものの鯛ラバの引き抵抗の重さが増した分、チャリコサイズのアタリが取り難くなりました。
この日のチャリコサイズは「トントン」でアタリが終わるパターンが多かったので、アタリと同時にフッキングしないとフックアップできない状況。
再び60gに戻すと着底は分かりにくいものの、チャリコサイズのアタリも明確となりフッキングも高確率で決まりました。
同船者がアタリがあるもののなかなかのらない中、私は順調にフックアップ。
この60gに戻すことが竿頭になる判断となったわけです。
さて、来週は佐々木洋三さんと再びこの地で鯛ラバ。
次回は30枚超を目指したいと思います。