H様よりご質問いただきました。
<ご質問内容>
S海で鯛ラバを楽しんでおります。現在RYOGAを使用しておりますが新たにNEWカルカッタコンクエスト200DCを購入しました。用途として、いつもMyボートでの釣行ですが、潮が緩くなった時、今年は投げ式鯛ラバをしようと思い購入しました。このリールはDCブレーキでバックラッシュを軽減してくれるということでこの繊細なリールに対して最適なラインを教えてください。
通常の鯛ラバにも使用しますのでPEラインだと思いますがお勧めのライン、号数をおしえてください。
ちなみにRYOGAはダイワ BAY JIGGING HYPER PE 25Lbです。
よろしくお願いいたします。
<ご回答>
まずはNEWカルカッタコンクエスト200DCのブレーキセッティング(メーカー推奨)をご説明します。
まずはナイロン、フロロ、SPの3種類のモードですがナイロンが一番ブレーキが弱くSPが一番強いモードになります。
要するに、ナイロンモードは空気抵抗の少ない軽いルアーをキャストするのに最適なモードで、SPは空気抵抗の大きい重いルアーをキャストするのに最適なモードです。
8段階のダイヤルはMINが一番ブレーキが弱く、MAXが一番強くなります。
私はナイロン、フロロ、SPの3種類のモードの「ナイロン」を使用し、8段階のダイヤルをMINから2つ目というセッティングをしています。
「ブレーキがかなり弱め」のセッティングです。
理由はバスフィッシングを長年していたので、ベイトリールのキャスティングにはある程度慣れているということと、キャスティング鯛ラバ時は「力いっぱいキャストしない」からです。
H様はご存知かと思いますがベイトリールでキャストする場合はサミング(親指でスプールの回転を制御する行為」が必要不可欠で、バックラッシュを防ぐにはある程度の練習が必要です。
また、「力っぱいキャストしない」ことも、私がこのブレーキセッティングにしている意味があります。
より遠くへキャストしたい気持ちは山々です。
それだけヒットする確率があがりますからね。
でも、重く空気抵抗の少ない鯛ラバを力いっぱいキャストし、万が一バックラッシュが発生するとかなりの高確率でラインブレイクします。
もちろんサミングのテクニックもありますが、魚を釣り上げた後などはラインが「ラインとラインの間」に食い込んでいることも多く、そこでスプールがロックしラインブレイクの原因になることも多いです。
ラインブレイクならまだしも、ラインブレイクしない場合は自分(船)に向かって鯛ラバが戻ってくるために船の破損や人身事故につながります。
私はフルキャストの半分くらいの力でアンダーハンドキャストしています。
そんなに力を入れてキャストしませんので、ブレーキセッティングは弱めで良いという結論に至りました。
ただ、先ほどもご説明いたしましたようにバスフィッシングでベイトリールのキャスティングには慣れていますので、このセッティングですがH様がもし不慣れのようでしたら3段階のモードを強めにセッテイングし8段階のダイヤルで微調整してみてください。
そしてキャストに支障がなければ少しずつブレーキの力を弱めていき、自分にベストなセッテイングを見つけていただければと思います。
話は少し変わりますが、キャスティング鯛ラバでは私はベイトタックルをおすすめしています。
理由は、フォール時のアタリをフッキングに持ち込みやすいという点と、潮の重みが分かりやすい点、着底が分かりやすい点です。
ただ、唯一のデメリットはキャストの飛距離が出せないということです。
もちろん、タックル的にできない訳ではありません。
上記でもご説明させていただいたように、トラブルによるラインブレイクの可能性がスピニングタックルよりも高いからです。
ですが今年は、スピニングの釣りも積極的に試していきたいと思っています。
やはり飛距離というメリットはとても大きいですからね。
潮の重みを感じることができる滑らかな回転のリールを探してみたいと思っています。
今一番気になるのは先日発表されたNEWステラでしょうか。
私のフィッシングショーで確かめたい目玉商品の1つです。
さて、ラインですが私はダイワ社の「UVFベイジギングセンサー12lb(0.6号)」を使用し、リーダーはフロロカーボン素材の12lbを使用しています。
UVFベイジギングセンサーは通常のPEラインと比べて強く、0.6号の太さで0.8号の強度があります。
現在、一番ライトで一番最強のラインです。
このラインセッテイングは、瀬戸内はもちろん九州でも同じでベイト・スピニングタックルでもこの1セッティングのみで使用しています。
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