M様よりご質問いただきました。
<質問内容>
こんばんは。
いつも参考にさせていただいています。
性格上?乗合船は難しい(隣の人に気を使うのがしんどい)ので友人の船に乗せてもらい釣っていましたが、マイボートYF21を昨年購入してしまいました。
自分もカブラは自作派なんですが自作の人が多いことがわかり驚いています。
昨年は11月末から12月初旬にかけて鯛結構釣れました。
以前佐々木さんの鯛ラバセミナーで松本さんにお会いしてからいろいろ試行錯誤の繰り返しです。
そこでマイボートで釣る場合の質問をよろしくお願いします。次の2点についてお教えください。
1)エンジン音の影響について
上潮と底潮が違ったり、風で船が流されすぎるときあまり糸が斜めに出ないよう、前後進をかけギアを入れたり切ったりすることがあります。
その際のゴンというギアが入る音やアイドリング音など20メートル程度の浅い水深では影響があるのでしょうか。
今の船は4ストなのでアイドリングではエンジン音はほとんどしませんが、同乗させてもらってた友人のディーゼル船などゴロゴロとかなりの音がしていました。
釣る際は、潮と風に任せ流すほうがいいのでしょうか。(アイドリング音が大きい場合エンジンを切る方がいいのか…ちょっと危険ですが)
また、潮上に戻る場合もポイント上は避けて通る(ポイント上を走行する場合は高速で通過しない)等エンジン音に気をつけた方がいいのでしょうか。
音と魚の反応についてお教えください。
2)ポイントの見つけ方
TやH部近辺は友人の船で以前より頻繁に釣っていたのである程度ポイントが解っています。
その関係でマイボートでもよく行きます。(さすがに今はお休みですが)
しかし、船を係留している関係でSやA西でのポイントを開拓したく海底地形図をながめています。
地形図等で鯛のポイントを探す場合は漁礁・急なかけ上がり・複雑な海底形状など参考となる点はあるのでしょうか。
また、他の釣りとの関係、たとえば飲ませやジグで青物が釣れたようなポイントには鯛もいるのでしょうか。
Tでは鯛サビキは盛んですが、カブラをされる人が少なく情報も不足しています。
何とか自分で開拓したくよろしくお願いします。
<回答>
1)エンジン音の影響について
エンジンの音はプレッシャーになると思います。
エンジンをOFFにすることでよく釣れる状況には、私も何度か遭遇しています。
特に浅いエリアでは影響を受けやすく、週末など船が多い時などもエンジン音によるプレッシャーが高くなります。
通常はエンジンをかけてたままの状態で、船を前後左右に微調整しながら鯛ラバがまっすぐに落ちるようにするのですが、風がない場合は潮の流れに任せて船を流す「ドテラ流し」ができます。
ドテラ流しでできる状況であれば、できる限りドテラで流してください。
そうすることで、魚への音のプレッシャーがなくなり、魚の警戒心も薄れます。
欲を言えば、魚探の電源も落としてみてください。
魚探も電波を発信しています。
こういった細かい気配りがちょっとした釣果アップにつながります。
他船から少し離れてみるのも音からのプレッシャーを避けることができる1つの方法です。
船が流された後はエンジンで戻らざるを得ません。
その際はポイントの上を通過せず迂回してポイントに入ることで、そのエリアのポイントにいる魚にプレッシャーを与えることがなくなります。
ドテラ流しでは周囲に十分気を付け、優先船や遊漁船が近づいてきた時や漁師さんが漁をされる時は進路をすぐに譲れるようにしてください。
また、自分のポイントに入る時もそうですが、他の方が流されているポイントのライン上には極力入らないよう、お互いにマナーを大切にしましょう。
少しご質問から話しは逸れますが、このよううな話になりましたのでみなさんにぜひお伝えしたいことがあります。
それは他人のポイントのライン上には絶対に入らないようにすること。
入るのであれば、十分に離れてその後ろ側に入るようにしてください。
釣りに行ってよく目にする光景ですが、人のポイントに割り込むような真似だけは絶対にしないように注意してお互い気持ちよく釣りを楽しみましょう。
2)ポイントの見つけ方
うーん、難しいですね。
あくまでも私は遊漁船の船長任せですから、いくら通いなれたフィールドでもその時の状況(ベイト、水温、潮の流れ)によって刻々と変わっていきますし、それは船長のみぞ知るところです。
ある時間(潮が流れる)なら釣れても、それ以外の時間にはさっぱり釣れなかったりします。
要は、水温、ベイト、潮の流れ、そのシーズンに集まるエリアなど様々な情報から、ポイントを判断するしかないと思います。
ここは地道に、いろいろ試してみて自分なりにデータを作成し、そこから絞り込んでいくようにしていけばだんだんエリアは絞れてくるのではないでしょうか。
青物がジグで釣れるような場所にも高確率で真鯛はいます。
真鯛は青物の「おこぼれ」を狙って一緒に居ることが多いですよ。
頑張って、自分だけのハニースポットを探してみてください。