いよいよ手軽に行くことができる瀬戸内エリアの釣果が良くなりはじめました。
そこで、今回は「これから鯛ラバをしてみたい」という方へ、瀬戸内ではどんなフィールドがあるのか?遊漁船に乗るにはどうしたらいいのか?などをテーマに話してみたいと思います。
今年も既に数回の鯛ラバイベントに参加させていただいたのですが、その際に「これから鯛ラバを始めようと思っているのですが・・・」という声を結構伺いました。
そういえば、鯛ラバで一度も遊漁船に乗る方法は説明したことがありませんでしたし、アクセスの良いエリアのことも詳しく話したことがありませんでした。
タックルの準備、釣り方の知識が備わっても、フィールドに出かけて遊漁船に乗船しないとこの釣りはできません。(オカッパリもできますが、一般的に船での釣りですから・・・)
さて、本題です。
まずは行き先を決めましょう。
大阪と兵庫で釣具店の一日スタッフや講演をしましたので、近畿圏からアクセスの良い、私がよく訪れる瀬戸内のフィールドをご紹介します。
瀬戸内の良さは、近畿圏からのアクセスはもちろん風に強く、余程のことがない限り出船が天候に左右されません。
また、水深も浅く鯛ラバもジャッカルビンビン玉なら45gと60g、ビンビン玉Typre-零であれば50gと60gの2サイズ用意すればすべてカバーすることができます。
釣れるアベレージサイズは40〜50cm。
ロクマルを釣れば「やりましたね!」、ナナマルを釣れば「ヒーロー!」、ハチマルを釣れば「年間を通じてお立ち台!」、キューマルを釣れば「新聞記事に掲載され、まずはそのエリアで破られることのないレコードホルダー!?」となります。
平均水深は、20m〜40mくらいでしょうか。
船も多くプレッシャーも高いので、小手先のテクニックではなかなか思うように釣れません。
ゆえに、工夫が必要でそれがハマった時にこの釣りの本当の面白さを知り、それをキッカケにますますハマってしまいます。
ですが、初めて鯛ラバをした人があっさりロクマルをヒットなんてことも十分にあり得るフィールドです。
では、フィールド別に紹介します。
■明石
私が一年を通じて最も多く通い、そして一番好きなフィールドです。
バーチカルを基本にキャスティングで狙うフィールドで、何と言っても日本最高級ブランドの「明石鯛」がターゲットになります。
瀬戸内の中でも、特に潮流が速いエリアで狙う平均水深も浅い場所が中心となります。
□明石の遊漁船はこちら。
■加太
このフィールドのメジャーな鯛の釣方は「ビニール」を疑似餌にした高仕掛けです。
瀬戸内でありながら外洋に近いため、瀬戸内では年間を通じて一番水温が高いフィールドです。
また、瀬戸内で一番「鯛が浮く」フィールドと言っても過言ではないと思うくらい、時期にもよりますが中層に真鯛の反応が多くでます。
□加太の遊漁船はこちら。
■岡山・香川
大小様々な島が点在し、複雑な海流を生むフィールドです。
それゆえ、ポイントも刻々と変わり、一流しがわずが1フォールという時もあるようなテンポの早い「拾う釣り」をしたりします。
そういう意味では、集中力を持続させやすいフィールドではないでしょうか。
□岡山の遊漁船はこちら。
□香川の遊漁船はこちら。
さて、フィールドが決まれば次は乗船する遊漁船へ予約を入れなければなりません。
予約は船長に「電話連絡」することをおすすめします。
その際、
1)近況の釣果は?
2)水深はどれくらいなのか?
3)ベイト(餌)は?ヒットカラーは?
4)集合時間、場所の確認
くらいは最低限確認して予約しましょう。
予約を入れたら、当日待ち合わせに遅れないよう余裕をもって集合場所へ向かいましょう。
万が一、遅れる場合は船長に連絡しましょう。
お客さんは自分一人ではありません。
自分一人が遅れると、その日乗船されるお客さんみんなに迷惑がかかります。
到着したら、船長に声をかけ乗船の指示を聞いてそれに従ってください。
分からないことは、積極的に聞くのが一番。
知らないままだと、結局自分が困ることになります。
釣り方が分からなければ、予め船長にその旨を伝えアドバイスしてもらいましょう。
船長のアドバイスが何よりも一番の教科書ですからね。
さっ、瀬戸内鯛ラバはシーズンインですよ!
釣りに行かないと、どれだけ釣り方の知識を入れてもカラーを模索しても魚は絶対釣れません。
答えはフィールドにありますから。