みなさん、使用する鯛ラバの重さはどのように使い分けていますか?
例えば40mなら40g、80mなら80gといったことを基準に潮の速さや風などを考えてさらに軽くしたり重くしたりして底が取れる重さに調整していると思います。
鯛ラバを始めて間もない頃は、鯛ラバの着底が分かりにくく少し重めを使ったりしていると思いますが、慣れてくると軽い鯛ラバを使えるようになりますね。
瀬戸内では60gを基準にされる方が多いと思いますが、ちょうど先日の明石釣行において、パーツの色やリトリーブスピードなどに加え、釣果を伸ばすためにあえて軽めのビンビン玉45gを使用していました。
今回は、その「軽い鯛ラバ」を使う利点について説明したいと思います。
軽い鯛ラバを使うとどういう利点があるのでしょう。
1)繊細な釣りができる
軽い鯛ラバは抵抗が少ないので様々な情報をよりキャッチすることができます。例えば、わずかな潮の違いや前アタリ、ショートバイトなど重い鯛ラバでは鈍くなるような情報をキャッチすることができます。また、ロッドの曲がりも最小限で済むのでロッドに伝わる情報もより繊細なものをキャッチすることができます。
2)より速く巻けるしよりスローにも巻ける
抵抗が少ないのでリールのハンドルに対する抵抗も少なくなるためにリーリングが安定し、より速く巻きたい時や逆にスローで巻きたい時にも最適です。特にシャローのキャスティングにおいては、できる限り軽いウエイトをチョイスすることで、底付近を這わすようなリーリングが可能となります。
3)バラシを低減させることができる
ウエイトが軽くなることでアタリが明確に出やすくロッドのアワセしろも残っているので、しっかりとあわせることができます。またフォールでのバイトが多い時にも軽いウエイトの方がキャッチ率はアップします。
と言った利点があります。
要するにワンランク軽いウエイトをチョイスすることで、ビンビン玉の特長である「繊細な釣り」をさらに「繊細」なものにすることができ、魚の食いが渋い状況下においてその威力をさらに発揮することができるのです。
ブラックバスの世界で言う「フィネス」ですね。
「今日は少し活性が低いな」という状況はもちろん、「普通に釣れる状況」でも試しにウエイトをワンランク下げてみてください。
そうすることでさらに釣れるようになる場合があります。
瀬戸内であれば、60gを使用するようなエリアで45gを使ってみる。
九州など外海であれば100gを使うようなエリアで60gを使ってみる。
これは私が過去に幾度となく経験した「私だけ良く釣れた」状況で、
実践していた方法です。
カラーのチョイスと同じくらい、ウエイトの調整も重要なファクターです。
繊細な釣りが求められるタフな状況に遭遇したら、ワンランク軽いカブラを選択してみる。
みなさんもぜひ試してみてください。