I様よりご質問いただきました。
<質問内容>
はじめまして。ブログ楽しく見させてもらってます。瀬戸内で鯛ラバをしています。質問ベタですが、いくつか質問させて頂きます。
1)海の中は水深何mまで光が届くのですか?
2)鯛はカブラの色、形、大きさなどはをハッキリと見えているのですか?
3)カブラを鯛に気づかす有効的な方法は?
4)スカート、ネクタイの色やボリューム、長さの使い分けを教えてください。シチュエーション、ベイト、潮の様子など詳しく知りたいです。
5)鯛ラバにおいて究極のテクニックを教えてください。
<回答>
1)海の中は水深何mまで光が届くのですか?
太陽の光は、人間の目で感じる範囲ですが、通常水深200~300mまでしか届きませんが、海のきれいな晴れた日の海域では水深400~500mまで光を感じることができるようです。(国際海洋環境情報センターより抜粋)
2)鯛はカブラの色、形、大きさなどはをハッキリと見えているのですか?
ハッキリかどうかは分かりませんが、見えていると思います。
色(ネクタイ、スカートのカラー)、形(ヘッドの大きさ、ストレートやカーリータイプ等のアクションの違い)、大きさ(ヘッドの大きさやネクタイを多くしたりしてボリュ−ムアップさせる)等で釣果が変わる経験を幾度となくしています。
3)カブラを鯛に気づかす有効的な方法は?
使用するカラー、ネクタイのアクション(ストレート、カーリー)、カブラの大きさだと思います。
4)スカート、ネクタイの色やボリューム、長さの使い分けを教えてください。シチュエーション、ベイト、潮の様子など詳しく知りたいです。
スカートのネクタイの色、シチュエーション、ベイトについては過去にブログで解説していますので、そちらをご覧ください。
→カラーについてマニアックに語る
ネクタイのボリューム、長さについては魚の食い気やその時に補食しているベイトの大きさに合わせます。
船長さんにどんなベイトを補食しているのか?大きさは?を聞いて調整するのがベストです。
例えば、岡山なら12月頃はビンビン玉チューニングネクタイを例にすると、長さを約半分くらいにした方が良く釣れます。
玄界灘なら5月頃は1本(装着すると2本になる)のネクタイよりも2本(装着すると4本になる)にした方が良い場合もあります。
潮の様子=潮の流れ具合だと思いますが、カラーについては潮が動くことによる濁り具合の変化によりチョイスします。
潮が流れて濁りが入るなら目立つカラーにし、潮が止まって澄んできたらナチュラルなカラーにしたりします。
これらを基本に、それでも反応がなければ違うことをすることでその日のパターンを見つけます。
5)鯛ラバにおいて究極のテクニックを教えてください。
2つあります。
1つは、ひたすら巻き続けることです(笑
「潮が止まった、魚探に反応がない、食いが悪い」とどうしても手を止めたりと諦めがちですが、「魚はいる、きっと口を使うはず、食いは悪いがどこかの時間で食うタイミングがあるはず」と思って巻き続ければおのずと結果は出ます。
ま、私にも足りない部分ですが・・・(笑
遠征などに行くとどうしても準備の都合や距離(遠い)などの理由で睡眠不足に陥り、睡魔に屈してしまいます。
それでも潮が動いている時間などは人以上に集中して巻いています。
もう1つはたくさん釣りに行くこと。
まずは1カ所に1シーズン通い続けてみてください。
そうすることで、シーズンやポイント毎のパターンが見えてきます。
次年度はそのパターンをもとに釣りの展開を合わせていけば確率は上がります。
1カ所に通い続け、コンスタントに釣れるようになれば違う海域に行ってみてください。
そうすることで、新しい引き出しが増えて通いなれたフィールドでも自分だけの新しいパターンを見つけたりすることができます。
マル秘テクニックを出し惜しみしているわけではありません。
それらはすべて鯛ラバで公開しています。
要はこういった情報を入手して知識を深めるよりも、実際にフィールドに数多く出る方がより知識を深めることができるということです。
そして、そこで釣れなくても一日やり通すこと。
この2つがどんなノウハウにも勝る究極のテクニックです。
私が知っている釣りがうまい人はすべて、この2つができている人です。
最近、女性アングラーと釣りに行く機会がありましたが、彼女達は「やり通し」ます。
言われた通り、何の疑いもなくやり続けるので、女性に良く鯛が釣れるのだと先日船長さんと話していました。
簡単ですが難しいですよ。
特に釣れない一日をやり通すのは。