週末は広島・愛媛鯛ラバ初心者講習会へ行ってきます。
雨の予報ですが、出船には影響はなさそうな天候です。
さて、今回の初心者講習会は、単純に真鯛を釣ってもらう!というものではなく「どうすれば鯛ラバで真鯛を釣ることができるのか?を勉強していただき、自分で考えて釣りをしてその結果、真鯛が釣ってもらえれば」という内容で、釣果重視ではありません。
なぜ釣果重視ではないのか?
釣果重視なのであれば、こちらも楽です。
なぜなら、私達講師が状況を把握して使う鯛ラバのカラー、巻き上げスピード、巻き上げるタナを参加者に指示すれば釣れるからです。
でも、それでは講習会に来ていただいた方は「何か分からないけど、とりあえず釣れた!」で終了します。
結果「魚は釣れたけど何で釣れたか分からない」のです。
それでは初心者講習会の意味がありません。
ですから、今回は私達講師が「自分で考えて釣りをするヒント」を教えます。
例えば、
・使う鯛ラバのカラーはみんなで違う色を使ってみる
事前情報ではヒットカラーはチャートやグリーンだそうですが、あえてこれに固着せずにいろんなカラーを使うことにより、本当にそれがヒットカラーなのか?時間や潮、場所によっては他のカラーの方が釣れるのでは?事前情報よりもさらに釣れるカラーがあるのでは?などを検証します。
雑誌やTV、釣具店、釣り船の船長からは様々な情報が得られます。
しかし、それを鵜呑みにして「最近のヒットカラーはチャートやグリーンだからそれを使えば釣れる」と思い込んでほしくないのです。
確かにその情報は正しいものでしょうし、それで釣れると思います。
ですが、講習会では「なぜチャートやグリーンが釣れたのか?他のカラーは本当に駄目なのか?」という理由を実際に経験して、そして考えていただきたいのです。
チャートやグリーンが事前情報でヒットカラーだとしても、今日は晴れたのでオレンジの方がよかったということになるかもしれません。
初心者だからこそ、「情報に左右されずに自分で考え、柔軟に対応する能力」を養ってもらいたいのです。
釣果的には遠回りになるかもしれませんが、そういった経験を積むと後に必ず役立ちますし、他人に差をつけられます。
釣具店一日スタッフやフィッシングショー、鯛ラバへの質問などでは「どんな色が良く釣れるのですか?」「どうすれば魚がよく釣れるようになりますか?」など、魚を釣ることだけの質問が多く目立ちます。
あまりにも漠然とした「釣果だけを考えた質問」です。
それでは自分の引き出しは増えません。
「なぜ」という考えを常に持ってください。
分からなければ積極的に聞いてみましょう。
そして自分で考えていろいろ試してみましょう。
自分で試して結果がでなければ「なぜ自分の方法で釣れなかったのか?」を聞いてみましょう。
魚を釣り上げるのも楽しいですが、その過程も楽しいもの。
自分で考えて魚を釣った時、釣りの楽しみはさらに大きなものになります。
私達講師はそんな思いで参加者の皆様をサポートさせていただきます。
講習会の翌日は交流会。
地元のアングラーと真剣勝負です(笑