鯛ラバ専門情報サイト

大雨後のタイラバ

「なんかこの時期になったらふらっと昼から来られますよね〜」

そうなんです、夏になると明石の午後便に行きたくなります。

13時頃から出船して、19時頃までの釣り。

早起きしなくていいので楽なんですよね。

おまけに潮によっては浅いところを中心にするから、私にとってはすごく楽しい展開になる。

7月は2回、垂水漁港発の利弥丸(としやまる)の午後便に予約を入れました。

利弥丸(としやまる)

さて、この時期に大きく釣果を左右するのは雨。

ここ近年、雨というより大雨ですよね。

短時間にまとまった量の雨が降る。

いつもよりも多い雨水(淡水)が土砂などを含んで濁り、海に流れ込む。

瀬戸内では、河川流入が多いため濁った雨水が大量に流れ込みやすいのですね。

するとどうなるのか?

言葉で説明するよりも見ていただいた方が分かりやすいので、実験してみました。

まずはコップに一般的な海水濃度にした塩水を入れます。

そこに色をつけた真水を流し込んでみます。

すると・・・

はい、この通り比重が重い海水は下に沈み、比重が軽い真水は上に浮きます。

日に日に真水と淡水は混じり合うのですが、まとまった雨が降った翌日の海はこんな状態なんですね。

雨が続くとずーっとこんな状態。

この日も表層はコーヒー色でした。

このような状態、釣りにどう影響するのか。

まず 二枚潮になります。

上と下で流れる速度が異なる。

そのため、落ちる仕掛けに対して船の位置を安定させにくいため、ラインの角度がいろんな方向に入るんですね。

この状況でキャスト(横引き)するとすごくやりにくい。

潮の流れる方向や風から適切な方向にキャストしても、ラインの角度が通常の流れでは入らない角度になる。

こうなると釣果は格段に落ちる。

ちなみに、こんな状況でも魚はいますし釣れます。

さて、どう釣るか。

難しいですよ〜

無難なのはバーチカルな釣り。

もう何年も毎年同じシチュエーションで釣りをしていて、一番安定した釣果が出ます。

水深が浅くてもバーチカルですね。

キャスト(横引き)が分が悪くなります。

しかし、時間帯や場所によって一瞬でも船が綺麗に流れるとキャスト(横引き)で釣れます。

でもその綺麗に流れる時間は、ずっとキャストしていないと把握できないですよね。。。

雨水が入ればバーチカル

これが一番の正解だと思います。

キャスト(横引き)していても、バーチカルに近い角度になれば釣れやすくなるので、ちょい投げは有効かと思いますが。

次にタイラバ のカラー。

濁り入ることで光量が落ちます。

この状況下で実績のあるカラーはやや赤の強い蛍光レッドか赤です。

さて、この状況で釣れた真鯛。

サイズは小さいですが、コンディションはよいようで。

いい脂がのっていました。

これから夏本番、シャローには思わぬサイズの青物が入ることも。

今回はサバでしたが、こちらもよい脂がのっていました。

そしてこんなものまで(笑)

ウミエラって生き物らしいです。

鯛ラバ初心者講習会のお知らせ

さて、利弥丸(としやまる)では、毎夏恒例の初心者講習会を週末の午後便で開催しています。

船長とは別にアドバイザーが数名同船しているため、分からないことはすぐに聞けるし、きちんと見てくれているので何かあればすぐにアドバイスをしてくれます。

手ぶらでOK。

有料ですがレンタルタックルもあります。

トイレ、日除けも完備。

女性、お子さんも毎年たくさんお越しになられます。

初めての方でも全く不安なく釣りを楽しんでもらえると思います。

鯛ラバ初心者講習会については利弥丸(としやまる)までお問い合わせください。

人気の企画ですので、ご予約はお早めに。

利弥丸(としやまる)

実釣レポートの最近記事

  1. 秋の日本海ディープタイラバはスピニングタックルの出番

  2. [島根県ディープタイラバ]ヘッドのウエイトとマスターカーリーストロングのチューニングで初秋…

  3. TGビンビンスイッチの実力を実感した釣行/鈴木洋太郎

  4. 秋の中層パターンを楽しむためのセッティング!/田邊 義雄

  5. スイッチスティック使い分け:人気ターゲット真鯛を狙って/山戸田恵一

遊漁船の掲載依頼

アーカイブ

カテゴリー

PAGE TOP