狙う水深は約10-30m、使うウエイトは30-45g。底取りできるなら出来る限り軽い方がよいです。タックルはスピニング。PE1号、リーダ12〜14lb。キャストはアンダーが基本。6〜9月くらいがハイシーズン。
<キャスティングタイラバがおもしろい点その1>
タイラバ のウエイトが軽いと水流の変化やアタリの情報量が劇的に多くなります。
<キャスティングタイラバがおもしろい点その2>
魚がめちゃくちゃ引きます。真鯛ってこんなに横走りするのーーってくらい。スリリングなやりとりがたまりません。たまーに表層でタイラバ にアタックしてくるのが見えます。
<キャスティングタイラバがおもしろい点その3>
キャストする方向で釣果に劇的な差が出ます。腕の見せ所です笑
えーーなんであなたばっかり釣れるのー?なんて言われたら最高ににやけます。
僕的には後方(後からポイントに入っていくポジション)から釣果を上げるのが好きです笑
と、シーズン中はやらないと損するくらいだと思っています笑
僕的にはシャローだけでずーーっとやりたいくらい。
なので夏は明石で大潮の午後の満ち潮狙いに絞ります。
ゆっくり寝れるし、のんびり出発できるし。
さて、ここから一気にマニアックなお話。
「キャストする方向で釣果に劇的な差が出ます。腕の見せ所です。」と言いましたが、これがよく分からないのでスピニングは苦手っていう人も多いし、キャストしているけど釣果があがらない人もいらっしゃるかと思います。
なかなか文章で「感覚」を説明するのが難しいのですが、可能な限り分かりやすく言葉にしてみます。
キャストする方向は「タイラバ が綺麗に泳ぐ方向」です。
以前までは潮上(潮が流れる方向、例えば東から西の流れなら東にキャスト)が正解と言われていました。確かに間違いではないのですが「その方向だけでない、他にも釣れる方向がある」のです。
なので、「タイラバが綺麗に泳ぐ方向にキャストする」というのが持論。
潮上だったり、潮が流れる方向から90度横だったり、潮下だったり、釣れる方向はいろいろあるんです。とにかくタイラバが綺麗に泳ぐ方向ならいいんです。
ちなみに潮上から90度横は僕の中では一番好きな角度。知ってる人なら「放射状に探れる角度やん」ってピンときてますよね笑
潮上、どうぞどうぞう譲りますよ〜。その代わり僕、後ろに入らせてくださいねーってよく言います。
タイラバが綺麗に泳ぐ方向ってどうやったら分かるの?
すいません、説明の中で感覚を言葉にしている部分は少々イメージしにくいかもです・・・
1)巻きの重みを感じるところ。全く感じないのはダメ。逆に重すぎるのもダメ。ちょうどいい感じがあるんです。使うウエイトによっても違うのでここはひたすらその感覚を掴んでほしいです。釣れた方向の重みをインプットです。これをインプットすると、釣れるタイミングが予言できます。ポイントに入るのに、少し緩い状態から入る時なんかがあるんですけどだんだん潮が流れ出すといい重みを感じるようになるんですよ。あぁ、そろそろ釣れるなぁって分かるんです。
2)1の巻きの重みを感じる「ほどよい方向」にキャストすると、「ラインを巻き上げた分〜ラインを巻き上げた分よりやや少ない」くらいで着底します。
・巻き上げた分より多くラインが放出する
→タイラバ がどんどん船から離れていっている状態。この時、サミングしていると力強く引っ張られるようにラインが出ていきます。
・巻き上げてもすぐに着底する
→タイラバ が船に近づいている状態。この時、着底した時に糸フケが出ます。二枚潮の時なんかに多発します。これから雨が降って水潮になったり、まぜ(南風)などで船が潮に対して戻される時にもなります。
基本、この2つの感覚でまずは潮上へキャスト。そこから徐々に違う方向へキャストし、可能なら360度あらゆる方向にキャストしてベストな方向を探ります。
釣り座の関係で一番いい方向にキャストできずとも、2番手、3番手の方向があります。
ちなみにキャスト方向は1流しのうちでも刻々と変わります。
潮がよく流れるところ(途中から一気に変わる)、ヨレるところ、風が吹く(抜けてくる)ところ。
キャストしていて違和感を感じたら違う方向にキャストして、常によい方向にキャストすることが大事です。
潮のヨレ、潮目など目に見える変化も積極的に打っていきましょう。
ざっとこんな感じです。
ほかに・・・
・巻スピードは速めです
シャローにさしてくるのは積極的に餌を追ってるので速めの巻きで釣れます。ハイギアでガンガン巻く感じです。
・巻き上げるタナ
10-30mなら10回くらいを目安に巻いてます。
・リールはハイギアを使ってます
キャストして2、3回リフトフォールで回収。この回収の手返しをスピーディーにしてキャスト回数を1回でも2回でも多くしたいので回収スピードを上げるためにハイギアを愛用。水深が浅いので巻抵抗はさほど気にならないです。むしろ潮の重み(変化)はハイギアが感じやすいというメリットもあります。
・ヘッドからのハリスはやや長め
活性が高いので、フォールや丸呑み多発します。ヘッドからリーダーまでのハリスが短いとリーダーで切れます。ハリスはヘッドから3cmくらいに出るようにしています。
・着水時にラインテンションをかける
タイラバ 着水時にラインテンションをかけることで針がリーダーを拾うエビになりにくくなります。回収したらエビになっていないか必ずチェックです。巻いてて変な重みを感じたらエビになっている可能性大です。
・ラインに対して風が横から吹く時
タイラバ が着水したらロッドを下げてラインを海面につけましょう。風でラインがふけると着底が分かりにくくなります。
ざーーっと書きましたけどこんな感じです。
今週末は大潮。
釣れるよ、きっと。