16日から18日に玄界灘へ行ってきました。
当初の予定では17日にシマノフィッシングインストラクター佐々木洋三さん、W-WAVE/マタギテスターの高見勇さんと鯛ラバ交流会をする予定だったのですが天候不良で中止となり、私1人での釣行となりました。
春以来、約半年ぶりの玄界灘。
まずは16日。
飛燕さくら丸に乗船し七里が曽根の120mラインでひとつテンヤのお客さんと一緒に同船させていただき一人で鯛ラバをしました。
ポイントに到着すると中層にマグロ?らしき反応があったのでボトムまで落として中層まで速巻きで探る。
ボトムから中層までを幅広く探っているとボトムから60mほど巻き上げたところでガツン。
一気に走ったのでマグロだ!とファイト開始。
この時使用していたタックルはPE1.5号のリーダー20lb。
この夏天草で試していたパワーファイト用のフックを使用していたので、安心したファイトができました。
結果的に上がってきたのはマグロ!?ではなくカツオでしたが・・・良型のカツオを相手にフックも折れるどころか伸ばされることもなかったので、このフックにさらに安心感を感じました。
問題はここから。
潮が緩み、転流してから真鯛の時合いに入ったのですが、ひとつテンヤのお客さんはラッシュに入るものの鯛ラバの自分にはアタリすらない状況。
カラーを変えてみるも、どうもカラーだけではない感じ。
ということで、巻きスピードにも変化をつけたりと試行錯誤するも、巻きテンヤのお客さんには相変わらずボコボコと真鯛を釣り上げる。
私には根魚くらい。。。
それならと鯛ラバにエビをつけると、これが一撃。
あっさりと真鯛が釣れました。
もう一度エビを付けて落とすと、また1枚追加。
今度はエビなしで落とすとまた沈黙。
過去、秋に幾度となく玄界灘のエビパターンに遭遇しましたがここまで顕著なのは初めてでした。
結局、鯛ラバとしての釣りで真鯛はボーズ。
エビを使えばご覧の通り。
普段、エビを付けない方がやり易い時がある程なので、全く気にしていませんでしたが、やはり相手は真鯛。
特定のパターンへの偏りは明確に出るようです。
ひとつ課題が見つかりました。
翌日はシケで中止だったので、前日のパターンから何か打開策はないかを考え釣具店で思い当たるパーツを購入し仕込んでみました。
何を仕込んだか?を簡単に説明すると、以前鳴門で流行っていたテンビンカブラを思い出し、その記憶を元にビンビン玉を使って自分流にチューニングしたもの。
エビパターンの時期は船長が言うには「鯛が下を向いていて落ちるものに反応する」ということから、ボトム付近を漂わせてみたらどうなんだろう?と思いこれに辿り着きました。
17日、朝の波は相当なものでしたがポイントに到着してからしばらくすると波が収まってきました。
この日は呼子から出船している大充丸と一緒に鯛ラバ。
ポイントに到着すると良い反応があるもののポロッ、ポロッと釣れる感じ。
それもエビをつけたエビカブラ。
テンビンカブラを試している私には根魚やレンコは釣れるものの本命はなし。
一昨日と同じ転流してからラッシュのパターンだろう、それまで辛抱、辛抱と巻き続けるも一向に転流せず。
潮が動かないので魚礁を回るも撃沈。
港に帰り、大充丸のお客さんと情報交換すると全員が遊動式の鯛ラバを使っていたらしいのですが、朝一にポロッポロッと釣れたもののあとは厳しい状況だったようです。
今回の玄界灘では残念ながら鯛ラバではボーズという悔しい釣行となりました。
しかし、ビンビン玉にエビをつけたら一撃なのに同じカラーでエビがなければ全く無反応というのは単にエビがついているか、ついていないかの違いだけなのですよね。
これって12月の明石でもそうで巻いても巻いてもアタリがないのにエビをつけると
一撃で食ってくるパターンと一緒です。
時期的にも重なります。他の地域でも冬にかけてエビが強いという話を聞いた事があります。何かあるのでしょう。
ただ「餌=ルアーよりもよく釣れる」というものではありません。
地域や時期にもよりますが鯛ラバの方が良く釣れるというのを幾度となく経験しています。
素直にエビが強いと認めたくはないですが、秋の玄界灘はエビがやはり強かったです。
今回の釣行では苦い結果に終りましたが、自分が釣ったカツオをはじめ武蔵丸の宮本船長が持ち込んでくれたブリ、大充丸の船長からのお土産のウニ飯にカマスの一夜干、そしてI様が持ち込んでくれた牡蠣と旬の最高の食材をふんだんに使った食事はとても旨かったです。