発売以降、根強い人気のビンビン玉チューニングネクタイカーリー。
活発に餌を探し求める産卵後の体力が回復した個体には、カーリータイプネクタイのアプローチが強いことも。
ストレートタイプとの使い分けで一番分かりやすいのは「活性が低ければストレート」「活性が高ければカーリー」といったように魚の活性に合わせること。
私の経験上、活性が低いとあまり動かない方がよく、逆に活性が高い場合はよく動いて目立つ方がよいことが多いですね。
さて、このビンビン玉チューニングネクタイカーリーですが、実は我が家の水槽で誕生しました。
作った経緯は、それまでに使っていたシャウトのアンサーのカーリーテールがストレートよりもよく釣れる時が何度かあったこと。
ただし、カラー展開が少ない、もう少し長さが欲しいと使い込んでいるうちに自分の中で様々な要望が増え、自作することを思いつきました。
職業柄、パソコンでデザインはできるので、いろんな形を作っては水槽でアクションチェックを繰り返しました。
様々な形を作っていくうちに形状の違いによるアクションのキモを知り、自分の思うようなアクションを出せるようになってきました。
自分が理想としていたアクションは、大きな回転ではなく波打つようにアピールすること。
苦労したのは、できるだけフックに絡まないようにすること。
気がつけば山ほどサンプルを作っていました。
最終的に候補を絞り込んだものをジャッカルに持ち込み、最終チェック。
そして誕生となりました。
相当な時間を費やして試行錯誤したので、私にとってはとても思い入れのある商品となりました。
今でも「ビンビン玉のカーリーネクタイってよく釣れますよね」と聞くと、とても嬉しくなります。
このカーリーネクタイですが昨年も紹介したように、先端をカットすることでアクションがややワイドになります。
シルエットが小さいながらもしっかりアピールするので、釣れる真鯛のアベレージサイズが小さい時などにとても有効です。
カットする方法は以下のようにしてください。
ハサミがあれば現場ですぐにできるので、アクションをチェックしながら少しずつカットし、好みの長さに調整していただければと思います。(カットする位置は上図をおおよその目安ににすると良いでしょう。)
昨年、ショートカットチューンで何度も良い思いをしました。
ぜひお試しください。