そろそろこのカラーが強くなる季節ですね。
カラー名は「松本レッド」。
その頃一緒に鯛ラバに行っていた仲間達がそう名付けました。
当初販売されていた鯛ラバはオレンジネクタイ1色展開の販売も珍しくなく、逆にそれが当たり前となっていました。
その後、少しして赤ネクタイが出始めたのですが、スカートはオレンジとどれも「オレンジ+赤の組み合わせ」でした。
明石をメインフィールドにしていた私は、当初鯛ラバを自作していたのですが、いくつか作ったカラーの中にある時期に偏って釣れるカラーがあることに気付いたのです。
それが「ピンクにブルーラメのスカートに赤のネクタイの組み合わせ」でした。
このカラーが強い時期は、梅雨から夏でベイトがイワシの時。
イワシであれば、見た目的にシルバーやゴールドに分がありそうなのですが、そのようなカラーよりもこのカラーが強いことが多いのです。
イワシに似ても似つかないカラーなのになぜ?と思われるでしょう。
この理由については私自身、確信を持ってお答えするものがないのですが、イワシがベイトの時はとても強いということだけは確信を持って言えます。
また瀬戸内、日本海、九州とフィールドを問わず強いのも特徴です。
昨年の夏にはナナマル3連続ゲットを含む8枚をすべて松本レッドで獲りました。
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こんなに釣れるカラーなのに私の知る限り市販の鯛ラバではないんですよね。
そういう経緯でジャッカルにこのカラーを作れるように要望したら、明石で爆発するカラーということで「ダイナマイト明石」というユニークなネーミングになりました(笑
素晴らしいセンスです。
このカラーの作り方ですが、
・ビンビン玉チューニングスカート/ダイナマイト明石
・ビンビン玉チューニングネクタイ/レッドゴールドフレーク
を組み合わせるだけ。
これにヘッドは、
・ブラックゴールド系
・レッドゴールド系
・ピンクゴールド系
を組み合わせます。
さて、このカラーを使う際にはキモがあります。
それは針。
イワシがベイトの時、真鯛はよく鯛ラバのヘッドに噛み付きます。
強靭なアゴと歯で噛み付くバイトでフックが噛み潰されることも少なくはありません。
少々太い針でも一撃です。
よって、噛み潰されないような強い針を使うことになるのですが、そうなるとどうしても軸が太くなります。
私は基本的にアワセを入れないのですが、噛み付くようなバイトと軸が太い針を使うという理由からこの時期だけは積極的にアワセを入れて掛けにいきます。
ドラグ設定も普段より強め、7〜800g程度に設定し「瀬戸内ではラインを1号、リーダー14lb」「
アベレージが大きい九州エリアではPE1.2号、リーダー16lb」にアップさせたパワータックルで「とにかく針を貫通させる」ようにファイトをしています。
また、この時期は巻き上げてクラッチを切った瞬間に鯛ラバが落ちない、フォールの途中でラインが止まるといった「フォール」でのアタリが多くなるのも特徴です。
イワシが入ると2週間程度で真鯛はそれを追い始めます。
和歌山の加太ではイワシに付きだしました。
これから湾奥へどんどんイワシが入り「松本レッド」の季節がやってきます。
必ずタックルボックスに忍ばせておいてください。