今年はシマノとダイワからそれぞれ小型の電動リールが発売になりました。
■シマノ・フォースマスター400
■ダイワ・シーボーグ150J
小型になったことで片手で仕掛けの上げ下げができるようになり、軽量化のおかげで手持ちの釣りを楽しむことができるようになりました。
これらの小型電動リールを鯛ラバで使用するとどうなのか?
鯛ラバはハンドルの巻きから潮流の変化や、真鯛が鯛ラバにアタックする微妙な前アタリを感じ取る釣りです。
掛けたあとはライトタックルならではのスリリングなファイトを味わう。
鯛ラバの釣りで一番ハラハラドキドキする場面ですね。
こう書くと、電動リールは必要ないんじゃないの?となりますが「基本的に手巻きで、必要な部分は電動で」という使い方をするととても便利で楽なのです。
具体的にどういう使い方ができるのか?
実際に電動リールで鯛ラバをしてみた私なりの見解です。
■シャローは必要なし
シャローは手巻きで十分です。
これといって電動を使う必要性は感じません。
■ディープ、特にディープのドテラで有効
ヘビーウエイトのカブラを使用しディープエリアで釣りをする場合は、引き抵抗が重くなりますし深い分、ピックアップするのは一苦労。
玄界灘のようにディープをドテラで引く場合などは、潮が速かったり風が強いと瞬く間に150m、200mとラインが出て行きます。
ピックアップはさらに辛いものになりますよね。
電動で回収すれば速いし楽です。
また、手返しが多くなり単純に好釣果に結びつく確率がアップします。
着底後のリーリングやファイトなどすべてを電動に任せるのも年配の方には楽かもしれません。
こちらの方はアタリがあるスピードを見つければ、その設定にしておけばいいわけですし、水深も把握できるので真鯛の反応がある層を正確にトレースできます。
ちなみにリーリングスピードはシマノのフォースマスター400なら「8か9のスピード」を中心に速くしたり遅くしてパターンを見つけると良いでしょう。
必要なところだけを電動に頼る。
すべてを電動に頼る。
自分にあった使い方で楽しめばいいのではないでしょうか。
私も正直、電動は頭にありませんでしたが、一度使ってみるとディープの釣りが予想以上に快適で手放せないなと思いました。
ディープエリアの釣りをされている方は、お試しいただく価値は十分にあると思います。