こんにちは、松本です。
先日の玄界灘は昨年の明石のような状況でした。
昨年、明石では4月中旬頃にバタバタっと釣れ出し、その後一気に沈黙したのですが、その沈黙の時期?にハマったようです。春の天気はころころ変わり水温も上下して安定しないことなどが原因であると思います。
さて、私は鯛を釣ることはできなかったのですが、収穫はありました。
実は当日、天気予報では2.5mの波だっだのですが、活性が落ちた鯛に高波がさらに難しくしたようです。
下の図は波が穏やかな時の様子です。普通のリーリングスピードに波の上下をプラスしても真鯛が追ってこれると過程します。
次に下の図は波が高い時の様子です。上の図の状況と同じように真鯛が追ってこれるスピードでリーリングしても、波の影響で船の上下が激しいため、波が来たときに一気にカブラのスピードが上アップします。
結局、カブラを追いかけようとした真鯛の視界から一気に消え去ることになります。
昨年の玄界灘では、先日の状況以上に波が高かったにもかかわらず、バイトが連発したのはやはり真鯛の活性が影響したのではと考えています。
食い気があれば、視界から一気に消えようとするカブラにスイッチが入り、一気にバイトに持ち込むことができます。高活性の時期に、リーリングしフォールさせる前に「スッ」とロッドをしゃくるとそれに反応するパターンがあります。
今回は、低活性のためこのパターンが通用しなかったのでしょう。
要するにデッドスローもしくは、船が高波に上がる際は止めればよかったのかもしれません。
また一つ、釣れない時の対処法が増えた釣行でした。