松本)さて、今回は当サイトでも一番質問の多い、鯛ラバのカラーについて語りたいと思います。
お話する内容は、あくまでも私たちの経験であり、フィールドやシーズン、捕食しているベイトなどの条件により微妙に変化します。よって、あくまでもカラーを選択する上での判断の目安としていただければと思います。
まず、水の色に対するカラーの選択方法の目安です。
濁っている:チャート(黄色)、オレンジ
普通:レッド、ピンク
澄んでいる:ブルー、グリーン
では大塚さん、光に対するカラーの選択方法の目安を解説していただけますか?
大塚)光、いわゆる天候によるカラーの選択方法の目安です。
朝夕、曇りなどのローライト時: ゴールド、オレンジ
日中などのハイライト時:オレンジ、パール
急な濁り:チャート(黄色)
澄み潮:レッド、蛍光レッド、ピンク、ゴールド
では、次に捕食している餌に対するカラー選択の目安をご紹介します。
イワシ、キビナゴ:レッド、蛍光レッド、ピンク、オレンジ、パール
イカナゴ:チャート(黄色)、オレンジ、ゴールド
カニ、エビ:オレンジ、レッド
イカ:パール
海苔(海藻類):チャート(黄色)、グリーン、ブルー、レッド、オレンジ
こう見てみると、捕食している餌とは似ているカラーに反応することもあれば、海苔のように似ても似つかないカラーに反応することがあります。これについて大塚さんはどのように判断されますか?
詳しいことはまだまだ分かりませんが、ベイトの種類によってカラーの優劣は確かに大きいです。
ただベイトの種類はリアルタイムではなかなか分からないのが現状です。その日のそのエリアで真鯛のエサが何なのかいつもアンテナを張り巡らせる事が大切です。
例えば釣行前にインターネットなどで近くの波止でイワシが釣れ出したとか、船頭さんに聞いたりと方法はたくさんあります。
要は常にベイトや潮色に気をつけながらカラーを決め、釣りをしながらより釣れるカラーにアジャストしていくと釣果もグ〜ンとアップしますよ。
以上、カラーについてご説明しましたが、冒頭にもありますように絶対的なカラー選択方法はなく、あくまでも目安となります。これらを参考に、カラーローテーションをしていただき、その日のヒットカラーを見つけていただければと思います。
ヒットカラーにおいては、わずかな差やあまり差が出ないこともありますが、必ず「劇的な差が出る」時があります。1つの色の固着せず、ぜひ色々お試しいただければと思います。
次回はいよいよ最終回です。
鯛ラバで使用する様々な便利グッズをご紹介いたします。