M様よりご質問いただきました。
<ご質問内容>
こんばんわ。いつもお世話になってます。トーナメントでは商品までいただきありがとうございました。先日のセミナーはどうしても都合がつかず、お会いできなくて残念でした。また機会があればお教えください。ところで、フォール時のアタリの話が載っていましたが、フォール時にはどのようにあたりが出るんでしょうか。リールはジリオンPEを使っています。ときたまフォール時にカクッと糸が引っかかったようになったり、ほんの一瞬止まったように感じることがあるんですが、(もちろん着底時ではなく)あれが当たりなんでしょうか。フォール当たりには即あわせがいいのか、落とすのを止め巻きにかかればいいのか等対応もお教えください。よろしくお願いします。
<ご回答>
フォール時のアタリですが、よくあるパターンです。
1)リールのクラッチを切った瞬間にラインが出ない(鯛ラバがフォールしない)
2)リールのクラッチを切りフォールさせると、鯛ラバが着底していないのに途中で止まる(ラインがふける)
3)フォール中にラインが走り出す
さて、上記の3つを一つずつご説明します。
1)リールのクラッチを切った瞬間にラインが出ない(鯛ラバがフォールしない)
は、リールのクラッチを切った瞬間(鯛ラバが止まった瞬間)にバイトしているパターンです。
おそらく動きが止まりそれに反応してバイトしたパターンだと思います。
ロッドに感じるアタリはない場合が多いですが、たまに違和感を感じることがあると思います。
フッキングは即合わせ(スイープに)です。
2)リールのクラッチを切りフォールさせると、鯛ラバが着底していないのに途中で止まる(ラインがふける)
ラインが途中で「フッ」とふけたり、ラインの出が止まります。(まるで着底のような感じです)
フッキングは即合わせ(スイープに)です。
ロッドに感じるアタリはない場合が多いです。
3)フォール中にラインが走り出す
フォール中に「クククッ」と引っ張られるようなアタリをロッドで感じることができます。
フッキングは即合わせ(スイープに)です。
以上、簡単にご説明しましたが、リールをフリー(ラインフリー)にしているので3つとも共通しているのですが、ロッドからアタリを明確に感じることは少ないです。
要するにラインを貼った状態ではないので、フォール中の「違和感」という漠然としたものがアタリを捉える判断材料となります。
フォール中のバイトは既にフックが真鯛の口の周囲(外側)に掛かっていることが多く、私の経験上バレることが多いです。
フッキングは違和感を感じたら、私はすぐにスイープに合わせています。
フォール中のアタリ(バイト)を少しでも感じやすくするためには、
1)スプールをサミングしながらフォールさせる
→不要な糸ふけを作らない。違和感を指先を通じて感じる。
2)水深とラインマーカーを注意深く見る
→着底していないのにラインが止まるということは、バイトしている確率が高い
3)違和感を感じたらきいてみる
→アタリかどうか分からなくてもスイープにあわせてみる。
でしょうか。
さて、今回の鯛ラバQ&Aではたくさんのご質問をみなさまからいただきました。
経験や知識不足で、きちんとしたお答えができなかったものもございますが、もっと実釣を重ね次回はよりきちんとしたご回答をさせていただけるよう頑張っていきたいと思います。
みなさまからいただいたご質問で、私自身勉強になることも多くとても有難く思います。
また、機会があればこのコーナーを実施したいと思います。