さて、<キモ1>に続く第2のキモをご説明します。
それは、キャストの方向です。これをきちんと理解していないと、キャスティングしても最大限の恩恵を得ることはできません。
方向はズバリ「潮の流れる方向にキャストする」です。
図を見ていただいたらお分かりのように、魚は基本的に潮の流れてくる方向に頭を向けています。本来は、潮上から魚の方向にふわりふわりと漂わせたいのですが、鯛ラバの特性上それはできません。ということで、魚の背後から前方向に通すことで、魚はそのままの方向で前に進むだけで鯛ラバに追いつき、バイトするということになります。
ですので、<キモ1>でお話しました「潮の重みを感じるゾーン」というものを感じることが起こりうるんですね。ただし、潮が緩い時はこの重みを感じることができません。潮が行きはじめると次第に重みは増します。経験を積んで行くと、釣れる時合の重みが分かるようになりますよ!
まずは、このキャストを試してみてください。必ず、いい結果が出るようになりますから。
なお、このキャストのテクニックを使う水深は「30mより浅い場所」を基準にしています。(明石での経験・潮の流れや風により変わります)
使用する鯛ラバは「ビンビン玉45g」です。