今年のお盆休みは、台風の影響もあって計画された予定がどうなるか分からず、ヤキモキされていたのではないでしょうか。
僕も1週間ほど前から毎日予報とにらめっこ。
世間の多くの方々が長期の休みでないといけない場所に旅行へ出かけたり、帰省するわけですから、交通機関や宿泊施設の融通が利かないだけに、計画がNGとなれば家で過ごすしかなくなりますものね。
予報は一進一退。
今回の遠征は日本海側を予定していたので、早いうちから影響をうける太平洋側より少しは出船できる確率が高いかな。
結局、出発当日まで予報があやふやなまま。最悪出られなくてもいいやという思いで出発しました。
沖に出られないのならオカッパリでもと、荷物はいつもより多め。
GW、お盆、年末年始は、
休みが始まる前の日の夜に出発する
経験上、一泊分余計に宿泊費がかかるものの、渋滞しやすい場所さえ抜けておくことで、ほぼ予定通りの時間で目的地に到着することができます。
今回の目的地は島根県。僕の場合、島根県に向かうためには大阪から中国自動車道経由なので、西宮より先へ進んでおけば大きな渋滞は避けられるという予測です。
今回は18時に大阪を出発し、岡山県の津山まで移動しました。最終チェックイン(←ここ大事)が22時の宿で、ICからも近く、途中に「ホルモンうどん」のお店があって、結構遅くまで営業してくれているので申し分ありません。
今回宿泊したのは「旅館 お多福」。リーズナブルな価格で綺麗な宿でした。口コミの評価が高いのも納得です。
翌朝。
この日は島根県に移動するだけ。朝ゆっくり目に出発して、三次ICから一般道で北上するルートにしました。
普段なら高速道路でひとっ飛びなのですが、一般道を通るといろいろなものが目に入ってくるものです。その中で気になった場所に立ち寄ってみました。
近くにあった十割そばもおいしかったです。
夕方には目的地である秘境(温泉津)に到着。いつにもない賑やかな港では、花火大会が開催されていました。
目の前から打ち上がる花火は迫力満点。
話は前後しますが、今回温泉津で宿泊した施設は「湯るり」という古民家をリノベーションした宿泊施設。
繁忙期にも関わらず、
一泊1人5,000円(税込)
ととてもリーズナブル。
また、今回予約した部屋は、
路面沿いの部屋で、釣り人には嬉しい窓を開ければ部屋に直接モノを運びこめる
という申し分ないもの。
さらに、
キッチン、冷蔵庫、洗濯機つきで自炊も可能
という、釣った魚の下処理から保管、調理までできてしまう充実の設備。
※魚の下処理をする場合は、前もって施設の方にその旨を伝えてください。臭いのする生ゴミなどは持ち帰ってくださいます。キッチンは共同ですから、使用後は綺麗にしましょう。
<湯るり外観(向かって左です)>
<玄関を入ったところ>
<今回宿泊した部屋は海>
この窓から荷物を部屋に直接運びこめます。
お風呂もありますが、せっかくここに来たなら温泉に浸かりましょう!日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の「オール5」を受けた100%本物のかけ流し湯温泉が、湯るりから徒歩すぐのところにあります。
翌朝。
誠涼丸(せいりょうまる)は温泉津沖へ。
ポイントは水深80m。表層に子イカが漂っています。同船者の方がジグを落とすとほぼ真下に落ちる状況でしたので、スピニングで軽めのタイラバをキャストすることに。
ロッド:ジャッカル・ビンビンスティックエクストロ BSXS-S66ML-TJ
リール:シマノ・ツインパワー4000
鯛ラバ:ジャッカル・ビンビン玉TG80g
パーツ:ジャッカル・スルメデスS、よつあみ・シーハンター10号、がまかつ・サーベルポイントL
ライン:PE1.2号、リーダー20lb(5号)
そして、その時がやってきました。
キャストしてフォールさせているとかなり上の方でラインがフケたので、ヒラゴ(ヒラマサの幼魚)でも来たのかなとテンションをかけると、突然水平に猛ダッシュ。
凄まじい勢いでラインが出て止まらないのでマグロ?かもと判断し、同船者に声を掛けてルアーを回収してもらい、船で追ってもらうことにしました。
乗合で自分に大きな魚が来たら周りの方や船長に知らせて協力してもらいましょう
そのままみんな釣りをしたままだと、オマツリになって結果的に大変なことになる可能性大です。
魚はどんどん突っ走って行きます。ライトタックルではありますが、秘境で釣りをするためメインラインのPEは1.2号。リーダーは20lbまで上げていましたが、終始心配したのはリーダー。歯に当たれば一瞬で切れるでしょうし、魚体に擦れ続けるとマズイ。
とは言え、強引な勝負をかけるわけにもいかず。
長い長い一進一退の攻防が続く中、一瞬、魚が正体を見せました。
飛んだ!
テイルウォークを見せたのはバショウカジキでした。姿を見た時、頭の中ではタイラバでカジキを釣った人っているのだろうか?と思い、どうしてもこの魚は獲りたくなりました。
一進一退の攻防は30分ほどで決着がつきました。
たまたま船にギャフが積んであったことも幸いし、無事、ランディングに成功。
船長と、同船者の方々の計らいで1度港に帰って魚を陸揚げすることになりました。
計測の結果、全長2m50cm、21kgでした。
最終のドラグ値は1.8kg、ロッドを終始曲げながらのファイトでしたから、ラインテンションは2kg以上になっていたと思います。
獲れるものですね。かなり運を味方につけましたが(笑)リーダーはボロボロでしたが、吻に何回も巻きついていたためギリギリのところで耐えてくれてました。
魚を漁協の冷蔵庫に入れさせてもらって、再度沖へ。
今回はまだ続きがあります。
そう、狙いに来たのは大鯛。
同じポイントに戻ると良い感じで潮が動いています。
今度はベイトタックルで。
ロッド:ジャッカル・ビンビンスティックVCM BSC-70M-VCM
リール:シマノ・オシアコンクエストCT300
鯛ラバ:ジャッカル・ビンビン玉TG120g
パーツ:ジャッカル・スルメデスS、よつあみ・シーハンター10号、がまかつ・サーベルポイントL
ライン:PE1.2号、リーダー20lb(5号)
ベイトの反応はあるのですが、何にも釣れない時間が流れていきますが巻き続けます。
着底しボトムから30mほど巻き上げます。着底して巻き上げすぐに来る魚にはドキドキしません。こんな状況の時、大鯛は上で来ることが多いです。だからボトムから20m付近でアタリがあるとヤバイのです。
そんなヤバイのが案の定、上でモゾモゾしたあと引ったくっていきました。
先ほどのファイトで感覚が麻痺してますが、途中でハチマルクラスを確信。
船から離れて浮く魚はデカイ。
秘境でのハチマル通算6枚目は89cmでした。
前半はこれでおしまい。
宿に戻って少し仮眠して、夜の部へ。
イカとアジに遊んでもらいました。
翌朝(笑)まぁまぁしんどいですが、船長に付き合ってもらいました。
昨日より風がない分、暑い。
昨日とは変わっていろいろ釣れました。
同船した方がいいサワラに大判ヒラメ2枚、ヒラマサにその他もろもろと釣れていたのが印象的でした。
今回の釣りはここまで。
宿に戻って、釣った魚を食べて。
ゆっくり休んで翌日帰阪しました。
帰りに船長に教えてもらった大田うどんに立ち寄りました。
安くておいしい、地元の方がたくさん並ばれていました。
次は秋かな。夢のメーターオーバーの大鯛を釣る度はまだまだ終わりそうにありません。