8月が終った時点で年間100枚までラスト9枚。
9月中には余裕で達成できるだろうと思いきや、いきなりのペースダウンで1日1枚釣るのが必死な日々。
10月に入ると大阪湾全域でこの季節特有のターンオーバーが始まり、水の色が悪くなってくり始末。
ホームグラウンドの明石も10月に入って急に渋くなりました。
ただ、エビ餌では釣れており漁師さんの網にも入っているので真鯛がいることは確か。
鯛ラバには反応が悪いだけ。。。
さて、この状況でどう食わせるか?
そんな状況の中、潮も悪く北風も強くなった3連休に明石へ二日続けて行ってきました。
こんな状況では一日やってもアタリはほぼなしで集中力が続かないので、潮時表を見ながらピンスポットの時間で勝負をすることにしました。
明石に通い始めてもう6年。
今では海を見たらどこまで潮が来ているかも分かるようになり、流れて行く景色を見れば鯛が釣れる潮の速さであるかも判断できるようになりました。
土曜日は15時に出船。
勝負は引き潮の始めから最大の流れが来るまで、18時の日没を迎える3時間。
ポイントに到着するとチラホラ魚探に反応があり、キャスティングで狙うもアタリはなし。
引き潮で明石大橋から大阪湾方面(東)に流されながらも強い北東の風で船が戻されつつやや沖に出される、二枚潮のような状況。
こういう時のキャスティングは効果がないので、早々に見切りをつけてバーチカルで狙う。
バーチカルで狙うとアタリが出始めるもフグなのか真鯛のショートバイトなのか、フックアップしそうにないアタリ。
それも一流しに一度あるかないか。
風の影響で水深15〜20mでもビンビン玉45gでは斜めに出てしまう。
日没近くなり潮が最大に近づくにつれて魚探から真鯛の反応が消える。
消えたのではなく底にへばりついたと判断し、ボトム中心をスローに狙うためにビンビン玉45gから60gにチェンジ。
カラーは秋が深まりつつある明石で私の中で実績がある蛍光ピンクのスカートに艶色オレンジのスカート。
今日はもう駄目か。
風もさらに強まり次の流しが限界と思った矢先に貴重な1枚をヒット。
考えて粘って信じて釣った感動の1枚でした。
この1枚で十分、この日はこれで終了。
翌日。
さらに北風が強くなる予報でどうするか迷いましたが、昨日見つけたパターンをもう一度試したくなり再び明石へ。
同じく15時に船を出して日没までの3時間勝負。
昨日より潮が遅れるのでまずは潮止まりから勝負。
風が予想以上に強く最初からビンビン玉60gを使ってボトムをスローに狙う。
開始早々にフォールでアタリ。
ラインを出されて止まった瞬間にフックアウト。
回収してみるとフックには推定ロクマルの鱗。
やはり真鯛は居る。
居るけど食いが悪いだけ。
居るのが分かればやる気が出る。
しかし、これを機にアタリが全く途絶える。
昨日よりも状況が悪い。
カラーなのか、巻きスピードなのか?
もうひとつの秋のカラー、ダイナマイト明石のネクタイにビンビン玉純正の蛍光レッドのネクタイを装着し一流しごとにカラーを交互に変えて狙う。
日が完全に沈みかけた一瞬のタイミングで魚探に浮いた真鯛の反応が出る。
このタイミングが最後の勝負。
アタリが出始め、やっと、やっと1枚ゲット。
次の流しでは魚探に反応はなくタコを1杯掛けて終了。
1日1枚、2日で2枚。
厳しいタフな状況でしたがパターンを掴み、経験からチョイスしたカラーできちんと結果を出すことができた得るものが大きい2日間でした。
さぁ、これで年間トータル99枚。
いよいよ「王手!」です。