「ビンビンソルト#18 岡山県下津井沖 春のノッコミBinBinマダイ祭り」が昨日よりオンエアされています。
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この収録日の翌々週に私も松本釣船2で下津井沖に出ました。
収録は4月中順で私が釣行したのは4月下旬。
期間は2週間ほど違いますが、状況的にはほぼ同じでした。
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今年の下津井はノッコミがやや遅れ気味で私が釣行した4月下旬の状況では、冬を引きずる真鯛とノッコミを意識した真鯛が混在している感じでした。
潮周りはロケ日とほぼ同じで、釣れる時間帯や状況・エリアもほぼ同じでした。
ですから「ビンビンソルト#18 岡山県下津井沖 春のノッコミBinBinマダイ祭り」のオンエアを見ると、手に取るように状況が分かりました。
「ビンビンソルト#18 岡山県下津井沖 春のノッコミBinBinマダイ祭り」をご覧いただいた方も、まだご覧になられていない方も私の解説を参考にご覧いただくと、より分かりやすいかと思いますので参考にしてみてください。
<バラシ多発の原因>
番組の中盤付近で、ナカジーがとにかく掛けているのにも関わらずバラシを連発しているシーンがありました。
番組の始めではバラしていなかったのに、急にバレ始めましたよね。
何が駄目なのか分かりますか?
使っているロッドはTKC-64LやTKC-67L-VCMといった「ノセ調子」のものでしたので、このセレクトは正しいと思います。
彼は魚を掛けたあと「がむしゃらにリールを巻いて」いましたね。
これが駄目なのです。
ロケ当日のドラグ設定を確認すると「やや強め」。
「やや強めのドラグ設定」で「がむしゃらにリールを巻く」と身切れします。
これが掛けたにも関わらずファイト中にバラシが多発した原因です。
みなさんも思い当たる節はありませんか?
私は現場で良くこの光景を目にします。
ドラグが出てもそのまま巻き続けるというのは、「テンションを掛け続ける」という意味で決して真鯛の走りを止めるという意味ではありません。
慌てずゆっくりとテンションさえ掛け続けることができているなら、それで十分なのです。
ナカジーとは対照的に船上サラリーマンのファイトは安定しています。
しかも彼のリールのハンドルは夢屋のシングルハンドルを装着しており、リールの巻きパワーはナカジーが使っていたリールよりも上。
船上サラリーマンは「いくらでも巻こうと思えば力任せに巻けた」にも関わらず、ゆっくりと時間をかけて丁寧にファイトしています。
これが大きな違いとなりました。
ところで前半はナカジーもバラしが少なかったのですが、これは単に真鯛に活性によるものです。
潮が動いている時は真鯛の活性が高くしっかり食い込んできたので、針も身切れしないようないい所に掛かっていた訳なのですが、潮が緩みだすと活性が落ちて食い込みも浅く皮一枚といった掛かりになったので急にバラシが多発したのでしょう。
真鯛の活性(食い込み)に関わらず、「ゆっくりと時間をかけて丁寧にファイト」することがバラしを低減します。
先日掲載した「バラし対策の基本」の記事もあわせてご覧になり、今一度ご自分のこれまでのファイトを振り返ってみてください。
バラし対策の基本はこちら
<潮が緩んで真鯛の活性が落ち、ショートバイトになった時の対応>
潮が緩みだすと「アタリがあるのにノセられない」という状況になりました。
ロッドの適切なセレクトだけではカバーできなくなっています。
私が釣行した際も同じような状況になりました。
その際、私は以下のような対応をしました。
・ネクタイをショートにする
・巻きスピードを遅くする
この2つの対応をしたことで、潮が緩んでいてもしっかりと真鯛を掛けることができました。
番組では、ノーマルの長さのネクタイを使い続けていたのでショートにチューニングすれば良い結果になっていた可能性が高いのではないかと思います。
<ズバリはまったカラーローテーション>
カラーローテーションはとても美しく決まっていましたね。
普段カラーローテーションに悩んでおられる方は必見です。
特に決まっていたのは「1流しごとに目先を変えるカラーローテーション」でしょうか。
同じようなポイントを2度、3度と流すと同じカラーへの反応が悪くなります。
ナカジーがどのタイミングでどのようにカラーをチェンジしていたのか。
ぜひ参考にしてみてください。
最後になりましたが、良い友人であり良きライバルのナカジー!今後の活躍を期待していますので頑張ってください!!
応援しています。