明石の利弥丸で気になる記事が投稿されていましたので、許可を得て転載させていただきました。
釣れている人に学ぶ、鯛ラバの基礎
明石では、6月も引き続きハイシーズンとなる真鯛狙いの鯛ラバゲーム。
今年は全体的に良く釣れておりますが、特に冬場から続けて通って来てくださっている皆さんの釣果が目に見えて伸びて来ています。鯛ラバは落として巻くだけ。どこのメディアを見ても、一見簡単そうな釣りかと思うような言葉が目に付きますが、やはり技術の向上が釣果に結びつくゲームなんですね。
間違いありません。
明石海峡の鯛ラバは特に難しいと言われており、それは今も昔も変わらないと思います。
初めてなら、目指せ1枚!、通うなら、目指せ3枚キャッチ!!と言ったところですが、修練を積み重ねた方々は、最近当たり前のように5〜10枚釣られています。
凄いですね!
さて、落として巻くだけの単純な釣りで何が釣果を分けるのか?何が違うのか?まだまだ日々観察中ですが、参考にして頂けましたら幸いです。技術で差が付く釣りだからルアーゲームは面白い!鯛ラバもそんな要素が満載です。
以下、随分長文になりますがお許しください。
これを読めば、きっと釣果アップに繋がる!はず!!
PEラインは0.6号200m/リーダーは10lb(2〜2.5号)
乗船される方のほとんどが、このラインセッティングです。ラインが太いと仕掛けが流されてしまい、明石海峡では快適な釣りができません。また、「サミング」といって、ライン(スプール)を指先で触りながら、鯛ラバを落とします。
ラインが横に流れ出したら、鯛ラバが落ちるのを何度か止める
止めずに底を取りに行くと根掛かりの危険が増えてしまいます。フォールは適度に止める!そんなの当たり前!!と思われるかもしれませんが、ここで苦戦される方が本当に多いです。オマツリが多くて困られている方は、ほぼこれで解消すると思いますよ。
ベイトリールは、
一巻き最大58cm〜65cmぐらいのギア設定を好まれる方が大半
下巻きは、きちんと入れて最大巻き取り長が出せるようにしておいてください。ロッドポジションは好みによって分かれますが、
斜め下に45度程度の構えが基本
リールの持ち方も重要です。優しく包み込んで握ってください。
魚を弾かず、バラさず、アタリも増える構えです。よく釣れる方は皆さん同じように持たれているので、これ!多分ものすごく重要なんじゃないでしょうか?
人差し指で竿のトリガーを握っていませんか?
持ち方で釣れないことがございますのでご注意を。
そして巻き方。
底から潮の重みを指先で感じるように、優しく丁寧に、仕掛けを流れに馴染ませるように
流れが速いと自然とゆっくりに、流れが遅いと自然とスピーディに、この感覚が身につくように練習すると良さそうです。手首と肘を意識して柔らかく動かせているか、ご自身の巻き方をチェックしてみてください。力まないように小指を立てる位の気持ちでも良いかもしれませんね。ただし、丁寧すぎて巻きが遅いと、魚にルアーがニセモノの餌だと気づかれてしまうので注意が必要です。
底から何回巻き上げれば良いか?
達人曰く、慣れると自然と指が教えてくれるそうです。
潮が緩いとスルスルと上まで10mから20m、潮がきついとじっくり底付近5m以内
その他にも、気がついた事を列挙させていただきます。
鯛ラバは色よりも大切な事がたくさんあるみたいです
ここからは、更に細かなお話も交じります。難しかったらごめんなさい。
・遊動式鯛ラバでスナップの使用率はゼロです。
・針は小さいものが主流です。
・リールのドラグはやや強めに設定。魚がかかってから緩める位の気持ちで設定するのが良さそうです。緩い方ほど、魚がバレる傾向にあります。
・スカートパーツは良く釣れている中で、魚のサイズアップを狙う時以外、ほとんど使用されていません。
・ネクタイパーツは動きが針に干渉して妨げられていないかセッティングをチェックをした方が良いようです。
・ネクタイパーツの形状はシルエット(見た目の大きさ)と動きで使い分け。潮の速さで変えるのがポイントのようです。
・パーツの接続パターンはネクタイの動きが活きるように複数種類用意されています。締めるか、広げるか。どちらにも対応できるとベストです。
↓↓↓こんな感じのバリエーションです。
・アシストラインの輪は小さくしておくと、仕掛けを落とす時のルアーの動きが良くなり、バイトが増えるようです。
・釣れない時、ヘッドは派手な色を避ける方が多いです。
・ヘッドは低重心。平らよりも球形が使い易いようです。
・魚が掛かってから、結びが解ける方が実はとても多いです。大丈夫ですか?
・ワームのちょん掛けは抵抗になるので無しの状態から始まるのが得策です。
・アタリが出たら丁寧に、巻く速度をゆっくりにしていくと魚の掛かりが良くなります。
さて、色々と記載しましたが、ここまで来るとあとは、流れの向き、船速、地形など現場で慣れていくのみですね。分からないことがあれば、船上でなんなりとお尋ねください。